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TVチャンピオン、柴田理恵さんの言葉

パン好きに拍車がかかったキッカケ、TVチャンピオン。もう今はない番組だけど、今もいい思い出。

1時間番組で、出場者紹介とロケ収録をスタジオで放送し、司会者と観覧者とともに進められるというもの。TVチャンピオン出場とご経歴に書かれているパティシェさんもおられるので、かなり腕のある職人さんや物知り博士が出場する番組。大食い選手権も番組当時は人気企画だった。懐かしい・・・。

出場した「パン通選手権」は食べる専門。パン知識比べなのですが、収録は3ラウンド。第1ラウンドは運動公園でパン食い競争。自分が取ったパンの店名を当てるもの。第2ラウンドはスタジオ内の巨大迷路、分かれ道にあるパンを正しく選んでゴールへ早くたどり着くもの。第3ラウンドは食パン、フランスパン、クロワッサンの正しく組み合わせてパン店を当てるというもの。

私は第2ラウンドで敗退したけど、三日間、徹夜の収録。30分ほどのVTRにするのに120時間以上の収録を編集するということに学生ながら驚いた。

第2ー3ラウンドのスタジオ内収録の進行役がワハハ本舗の柴田理恵さんと佐藤正宏さんだった。まだ今ほどメジャーでない頃だったけど、快活で温かくて懐の深い人という印象だった。

収録の合間の雑談で色々話して、今でも記憶に残っているのは「やりたいこと、好きなことを徹底的にやりぬきなさい」と言ってくれたこと。学生時代、まだ進路を決めかねていた時。明確になりたいものが見えなくて、そんな時にかけてくれた柴田さんの力強い言葉だった。

徹夜の収録を終え、その後の観覧者含むスタジオ収録は行かなかったけど、司会は田中義剛さんだった。今、田中義剛さんの花畑牧場から近い場所で製菓業を行っているけど、当時はまさかこんな未来になるなんて。人生って分からない。

TVチャンピオンに出場したことからパン好き、シェフへの尊敬の念が募って、パン好き熱は未だに止まず。何より、柴田理恵さんの「好きなことを徹底的に続けなさい」というあの言葉、それが今につながっているような気がする。あの一度しかお会いしたことないし、こんな近しい表現をしたら恐れ多いかもしれないけれど。

柴田さんのご活躍が増えるにつれて、「好きを貫き通す」姿勢の格好良さを感じた。収録中の雑談時は、「人を楽しく笑わせることが何より幸せ」「芸で食べていくのは大変だけど、これからも続けていく」そんなお話をしたことが記憶に残っている。そんな柴田さんが今や知らない人はいないほどの著名人に。今思えば「好きを続けて貫く」ということを初めて教えてくれた人だった。

本当に人生は面白い。

これを書いている2016年12月30日、あと少しで2017年。来年も「好き」を貫いて私も頑張ろう!


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